Cana's lifestyle

Cana's lifestyle 365

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どうせやるなら「過程」を楽しむ。

こんにちは!

今週末は友人とスペインの首都、マドリードに行って来ました。

バルセロナに住んでから、何故か色んな人に「あなたはバルセロナよりマドリードの方が合うと思うよ!」と言われ続けていたので、ずっと密かに行ってみたいと思いつつ、なかなか行けてなかったマドリード

結論から言うと「良かったけど、もう暑すぎた」が率直な感想です。笑

あと、マドリードはイケメンが多いという情報が多かったので、ちょっと期待して行きましたが、週末だったからなのか、行く場所を間違ったのか、例のマドリードイケメンは全く見つけられず、ちょっと(いや、かなり)落胆でした。笑

あれだけ合わないと思っていたバルセロナも、今では毎回どこへ行っても旅行から帰ってくると、心がホッとするのは、人間の適応力ってやつですかね。

そんなこんなで、いつも適当なことばかり、独断と偏見な発言をしている私ですが、先日、無事にカリグラフィーの学校を卒業しました。

私がバルセロナを選んだ1番の理由は、このカリグラフィーの専門学校に通う為でもありました。いや、むしろこの学校に通う為に、日本での仕事を辞め、遥々遠いスペインの地へやって来たと言っても過言ではありません。約1年半前に突然、脳動脈瘤と診断され、破裂したら1/3の確率で死ぬと言われた時「やりたいことができなくなる時がくるなら、やりたいことはできる時にやろう」と決心し、完治して元気になったら、絶対にスペインへカリグラフィーを学びに行こうと決めてました。

多くの人にとってはなかなかピンと来ないかもしれませんが、一度でも死ぬかもしれないと言われると、いきなり人生が儚いものに見えてきて、1分でも1秒でも無駄に過ごしたくないと思うのです。

そんな生きるか死ぬかの猛烈な経験後に決断したスペイン行きだったこともあり、私なりには人一倍の思い(少なくとも気持ち的には)で入学したスペイン(バルセロナ)に唯一存在するカリグラフィーの専門学校「Visions

ヨーロッパのカリグラフィー界で、広く名を馳せてる3人の先生(Ivan CastroKeith AdamsOriol Miro)の監修の元、週に2日(6時間)、約1年間を通して、書き方や字体だけでなく、歴史や時代背景を学んでいました。

元々小さな学校でしたが、想像以上に提出課題も多く、最終の卒業するまで残ったのはたったの11人。11人のうち外国人は私を入れて3人(日本・イタリア・ベネズエラ)、その中でもスペイン語が流暢に話せないのは私だけ。クラスはスペイン語カタルーニャ語の半分ずつなので、もう毎度授業後に先生に直接質問に行くことが日課。笑

クラスメイトの中には元々グラフィックデザイナーとして活躍している凄腕の人たちも数人いたので、私はカリグラフィーのレベルも語学のレベルも常に底辺を彷徨っていました(というか、いつ、どこへ行っても、何をやっても底辺なんですけど。笑)。

ハマったら一生、好きなことはとことんやりたいタイプの私なので、カリグラフィーの学校を途中で辞めたいと思ったことはありませんでしたが、いくら練習しても全く上達が感じられず、むしろ練習すればするほど下手になっている?とさえ感じて、自分の不甲斐なさに落ち込むこともありました。

しかし、先週の卒業証書授与の時に尊敬する先生から、

"I know you and your work from very beginning. I must say that you have improved a lot and I am very impressed. (僕は君がカリグラフィーを始めたことから知ってるからこそ分かるけど、成長しているし、とても感銘を受けるよ。)" と言ってもらえた時は、今まで自分がコツコツとやって来たことは間違ってなかったんだと思い、色々な思いが込み上げて来たと同時に、スペインへ来るという一大決心をして本当に良かったと思いました。

また今、卒業して思うことは、卒業という「結果」も大切だけれど、何よりも大切なのは、その「結果」に行き着くまでの「過程」を楽しむこと。ではないかと思います。

後悔は全くしていませんが、特にスペインへ越したばっかの時は精神的にいっぱいいっぱいだったので、今思い返すと、もう少し心に余裕を持って「過程」を楽しむこともできたかな〜なんても思いますが、まぁ、しょうがなかったということで。笑

なんだかいつも通りに最後は独り言みたいになってしまいましたが、今回、私がお伝えしたかったことは「やりたいことはやったほうがいい」ということと「どうせやるなら楽しむ」というとてもシンプルなことです。

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先生達による直筆の卒業証書

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先生、クラスメイトと

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先生方と (左から Oriol、Ivan、Keith)

「卒業」という大きな節目に、ふぅ〜とひと段落していたら、先生からの「ここまで学位取ったんだから、マスターも取れば?」の一言... 取りたくなっちゃうじゃんか。笑

とりあえず、そんな感じで、今日はここまで。

またブログ、書きます!

PS. 9月〜1ヶ月間、学校でカリグラフィーの作品の展示会が開かれます。バルセロナ在住の人、又はバルセロナに来る機会がある人は是非ふらっと遊びに来てくださいね。